鎮魂

あの日から3年の月日が流れました。私はあの時刻渋谷の駅前にいました。ちょっと書店で探し物をしていた時です。立ち読みをしていたので目まいが起きたのだと勘違いして急いで店外に出て安静にしようとしました。まだ渋谷ヒカリエが建設途中で屋上に設置していた大型のクレーン2台が転落するのではないか、というくらい揺れたことを鮮明に覚えています。その後は東京近郊の皆さんがそうであったようにいつ着くやも知れぬ家路に付き習志野の自宅に着いたのが翌朝4時ごろでした。

4月から仕事の一環として地元千葉で地震保険の実態調査を担当しました。被災地として忘れられがちな千葉県ですが浦安方面や旭市方面など筆舌し難い惨状でした。大変恥ずかしい話ですが私はこの時初めて「自分は自ら生きているのではなく、生かされているのだ」ということを実感しました。そして調査担当した3週間でそれまでの25年間にいただいた以上の感謝の言葉を頂きました。

その経験が無ければ私は無難に定年まで勤め上げ普通に退職していたと思います。あの地震は多くの人の人生を変えてしまいました。無念にも命を奪われた方、その家族の方々、知人・友人の方々等々、逆に考えるとあの地震に無関係の方の方が稀有なのかも・・

私もあの地震の影響で違う仕事を探すことを考え始めたのです。

ともあれ今日は鎮魂の意を表すとともに今も被災地で仮設住宅で

地震と向かい合っている方々に祈ります。